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七ヶ浜の農業

震災前の七ヶ浜町の農業は、米づくりが中心でした。海岸線から町中央の丘陵に向かって切れ込む谷戸に、整備された水田が広がり、宮城県を代表する「ひとめぼれ」や「ササニシキ」が作付されていました。大きな河川や運河が存在しない珍しい地形であるため、各所にため池を配し、丘陵からの湧水や雨水を集めて灌漑し地中に埋設したパイプによって排水を行っていました。

しかし、3.11の東日本大震災の大津波では、水田のおよそ98%が被害を受け、2011年の作付は1%未満。ほとんどの耕作地は、海水の冠水による塩害に加え、地震による地盤沈下という複合型の被害を受けています。

表面の瓦礫の多くが取り除かれた現在に至っても、排水用のパイプが至る所で切断・湾曲するなどして本来の灌漑・排水機能は失われたままで、作付けの見通しはまったくたっていません。地下排水路の復旧・整備に関しては、莫大な費用がかかるため、自治体としても対応が困難な案件の一つになっています。農業を再開するにしても、農業従事者の方々の自力ではどうにもならない深刻な状態なのです。

今後は、被害を受けた水田を野菜や果物を作る畑へと転換し、なんとか収入を確保する道が模索されることでしょう。
しかし耕作地には、大型重機で瓦礫を撤去した際に踏みつぶされて残った金属やガラスの破片が埋もれたままで、整備の妨げとなっています。
畑作に転換するためには、これから手作業で一から土をつくり、塩害に強い作物品種の試植などを粘り強く行ってゆかなければなりません。


 
震災直後の田んぼ   汐見台から菖蒲田浜を眺める(田畑地帯)